DigitalOcean Roadmap 2018

ちょうど1ヶ月前くらいに DigitalOcean の2018年の計画が発表されました。

少し遅くなりましたが読んでみたのでまとめます。

去年のまとめはこちら。

2017年の振り返り

まずは2017年の振り返りから始まっています。2017年は以下の大きな機能がリリースされました。

幾つかの機能については私も試してみていました。

個人的にはファイアウォールがありがたかったです!サービス内容が徐々に充実してきましたね。

機能追加以外にはドロップレットの新しいプランの追加やネットワークのバックボーンの強化などが行われていたようです。

2018年の予定

DigitalOcean プロダクトチームの2018年のミッションは、より簡単にアプリケーションをスケールさせられる基盤を作っていく、ということみたいです。

それを踏まえて2018年に行われるアップデートとして以下を予定しているとのこと。

ドロップレットの種類・サイズの追加

AI など特定の分野に適したドロップレットを増やすみたいです。 dedicated CPU (特定の処理に特化した CPU )や GPU を搭載したハードウェアが利用できるようになるとのこと。

具体的にどのようなドロップレットが追加されるかはまだ決まっていないみたいです。機械学習を用いたアンケートでユーザーの要望を解析中らしい。

また、ユーザーが作成した独自イメージの利用についても検討しているとのこと(現状 DigitalOcean 側で用意されているイメージしか利用できない)。

コンテナのデプロイをサポート

現在 Docker 1-click application ( Heroku ボタン的なやつかな)というサービスによってドロップレットの立ち上げからコンテナのデプロイまで出来ますが、もっと簡単にコンテナの管理が行えるようになるみたいです。

セキュリティとプライバシー保護の強化

セキュリティ強化のために、仮想ネットワーク( virtual network capabilities )の提供が予定されているとのこと!要するに VPC です。これでパブリックネットワークとプライベートネットワークを分けて運用することが出来るようになりますね。

個人情報の保護については、 GDPR ( General Data Protection Regulation )に準拠した管理が5月から始まるとのこと。

EU一般データ保護規則(General Data Protection Regulation:GDPR)は欧州連合(EU)における新しい個人情報保護の枠組みであり、個人データ(personal data)の処理と移転に関するルールを定めた規則です。

EU一般データ保護規則(GDPR)の概要と企業が対応すべき事項

オブジェクトストレージの機能強化

DigitalOcean では Spaces という名前でオブジェクトストレージが提供されています。これにオブジェクトのバージョニングやバケットポリシー、ライフサイクルなどの機能が追加されていくとのこと。

また、 SFO2 と SGP1 リージョンで Spaces を使えるようにするとのこと。

余談ですがこのブログのインフラの管理に terraform を使っていて、 S3 を backend に設定しています。 Spaces でバージョニングが実装されたら、 Spaces に backend を移動しようかな…。 http バックエンドを使えば出来るかも?

ユーザー体験の改善

管理画面の UI を改善したり、 API の使い心地の改善やモニタリングサービスの機能拡張を行っていくとのこと。

市場

( Marketplace ってタイトルだったけど内容的にはエコシステムをユーザーにいい感じに使ってもらえるようにしていく、みたいな内容だった。 Marketplace にそういうニュアンスがあるのかな…?)

複雑なエコシステムをいい感じにユーザーに利用してもらい、活用してもらうために Atlassian から Nick Wade 氏を雇い入れたらしい。

要望

東京リージョンはよ!!!!!!!!!!!!!!!!

記事にもコメントされていた。

感想

コンテナのサポートが気になりますね。リリースされたらこのブログもコンテナ化しようかな。

VPC はリリースされ次第即対応する!!!

サミーくん今年もよろしくね。