RawLow Mountain Works の Nuts Pack と連結できるウエストベルトを自作した

RawLow Mountain Works の Nuts Pack と連結できるウエストベルトを自作した
Photo by Kalen Emsley / Unsplash

子供が生まれてから、土日に自分や妻の実家へ泊まりで出かけることが多いです。そんな小旅行に非常に使いやすいバックパックとして ULA の Dragonfly を愛用しています。

Robic Dragonfly
The ULA Robic Dragonfly is a pack that will take you flying through your travels! Designed with a quick weekend getaway in mind, this front-loading

このバックパックをとても気に入っていて、以下の動画の紹介がわかりやすいので貼っておきます。

03:18 あたりから紹介されています。

この Dragonfly はウエストベルトは付属していないのですが、後からつけられるようにループが付いています。今回はこの Dragonfly にウエストベルトを自作してみたという話です。

が、タイトルの通り、ちょっとしたギミックのあるウエストベルトにしてみます。

RawLow Mountain Works の Nuts Pack

Nuts Pack はウエストバッグ (ファニーパックと呼ぶのがヤングの間でナウイっぽい) あるいはボディバッグとして使える小型のポーチです。

Nuts Pack - RawLow Mountain Works
わずか80gの軽量Funny Pack(ウエストバッグ)の完成です。素材はULギアでは昔からの定番インビスタ社CODURA silnylon 30Dを使用。サコッシュタイプでは大きすぎてブラブラして気になる方やクライミングセ

私はハイキングや旅行時はもちろん、普段もちょっとコンビニや子供と散歩に行く際はサコッシュやボディバッグを使用します。Nuts Pack もそんなアクティビティや日常生活で使用しています。

この Nuts Pack はバンジーコードが付いていたり色々機能的なポーチなのですが、一つ面白いギミックとして、こんな感じで同 RawLow Mountain Works の Beetle というバックパックと連結できます。

https://www.sports-eirin-marutamachi.com/blog/119419.html

これ、同じバックルを手に入れれば Beetle 以外のバックパックとも連結できるのでは…!?

バックルを調べる

バックルは製品によって微妙に形が違うので、単に大きさが同じというだけでは互換性がありません。

最初探すのに苦労したのですが (色々ググっても分からず…)、改めて Nuts Pack をよくみたらバックルに型番のような文字列が書いてありました!

型番的文字列は LB20LVD と書いてあり、これでググると YKK の製品であることがわかりました。

LB-LVD | YKK㈱ ジャパンカンパニー
従来のバックルと同等の強度を維持しつつ(当社比)、軽量化を実現したバックルです。両端にアジャスター機能を持たせたタイプです。

以下のサイトから買いました。

YKK バックル LB20LVD 両引きタイプ 黒 1個 | トーキョービニール powered by BASE
YKK プラスチックパーツバックル 両引きタイプⅤ字形になっているので、差し込みが楽です。品番 :LB20LVD テープの幅:20mm 用色 :黒単位 :1個サイズ:A 21mmB 26mmC 50mmD 8mm入荷に時間がかかる場合がありますので、お待たせすることがございます。お急ぎの場合は、事前にお問合せください。送料:この商品のみのご注文でしたら、9個まで送料220円でお送りします。 お急ぎの場合は佐川急便をお選びください

その他必要な道具

バックルが手に入ったので、あとはこのバックルが対応している 20mm のテープと、バックパックのループに取り付けるためのスリッククリップを買いました。

テープの終端処理として折り返して縫う必要がありますが (でないとバックルから抜ける)、普通の縫い針ではテープが固くて厳しそうですし、糸も普通の糸では心許ないです。ということで、以前帆布を縫う時に買った、レザークラフト用のスピードステッチャーと蝋引き糸を使います。

作っていく

テープの長さは余裕めに左右それぞれ 70cm で作成しました。

折り目の長さを合わせてクリップで仮止めして、ステッチャーで縫っていきます。ステッチャーの使い方は以下のサイトがわかりやすいです。サイト内の動画で、縫い糸の終端処理方法も紹介されてます。

一度使い方がわかれば、簡単に縫っていけます。

注意点は以下。

  • 長い分には調整が効くので、テープはだいぶ余裕を持って切っておく。
  • テープを折りたたんだ側が内側 (身体側) に来るようにするとちょっと見栄えが良い。
  • バックルを通してから縫わないとバックルを通せなくなるので注意。

こんな感じで出来上がりました。Dragonfly に装着!

ウエストベルトとして使うと、ブレがかなり抑えられるので急いで移動する時などに快適になります。

Nuts Pack との連携もバッチリです!長めの距離を歩く際は Nuts Pack と連携するとかなり良さげです。軽食やスマホやモバイルバッテリー、ハンカチやティッシュ、サングラスなんかをすぐ取り出せて快適に移動できます。Nuts Pack は小さいので未使用時はそのままバックパックに入れれば良いです。

ウエストベルトが邪魔なときは…

本題とは逸れますが、私は通常時はウエストベルトをしない派なので、ぶらぶらしていると邪魔です。かといってスリッククリップをつけ外しするのも面倒です。

そこで、こんな製品があり、余分なベルトをいい感じに束ねられるので愛用しています。いっぱい入っているのでウエストベルト付きのバックパックは全部これを装着しています。

感想

ちょっとだけ手間がかかりますが、Nuts Pack を持っている人にはかなりおすすめなカスタマイズです。カスタマイズすると愛着も湧きますし楽しい!

Dragonfly のようにウエストベルトを後付けできるようなタイプのバックパックを複数所有しているなら、スリッククリップをつけ外しすることで使いまわせるので、一つ作っておくと非常に便利。

例えば山と道の MINI2 もスリッククリップでウエストベルトを装着するタイプなので、MINI2 も Nuts Pack と合体できるようになります。良い。

これから暖かくなり使う機会が増えると思うので、楽しみです! ✨